常に便秘の脅威に晒される女性たち
どうして女性には便秘という問題が付きまとい、悩まされる人が多いのでしょうか。
「旦那と同じ物を食べてるはずなのになぜ私だけ便秘に……」
といった声も上がる程ですから、女性の発症率は相当なものです。
その理由は女性の身体的特徴にあり、男性と比べて女性は筋肉がつきにくく腹筋が弱い為、排便に必要な腹圧が弱い事が挙げられます。また男性よりも骨盤が広い構造をしているので、腸が骨盤に落ち込み曲がりくねった状態になりやすいのも原因の一つです。
更に、月経や妊娠などで分泌される黄体ホルモンの働きで、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が抑えられ症状を誘発します。
身体的特徴以外にも女性特有の理由があり、ダイエットへの関心が高い事が挙げられます。プロポーションを維持する為に、食事制限をした事で、便の量が減り、結果的に腸の働きが弱まって便秘になりやすくる場合もあります。
他にも女性に多いのが、トイレに行くことを恥ずかしがって、便意を我慢する機会が多い事です。トイレを頻繁に我慢していると、腸の働きが鈍くなり、便秘になりやすい体質になる可能性が高まる為です。
こうした事から、女性は身体的な面や、女性としてのたしなみの面でも、男性と比べ便秘になりやすい事がわかります。
朝食を食べる習慣をつけて便秘解消
朝食を食べない人が年々増えているそうですが、便秘の悩みを抱えている人で、朝食は食べないという人はいませんか?朝食は排便のリズムをつけて便秘を防ぐ良い習慣の一つです。
規則正しい生活習慣を身に付ければ、自律神経の働きを正常に保つ助けにもなります。そして、胃腸は自律神経と密接に関係している為、自然と胃腸の働きも正常に保つ事ができるようになります。
朝起きて朝食を食べれば、胃腸に食べ物がいきますから、大腸が刺激されてぜんどう運動を起こし、体のなかから目覚める習慣をつけます。
そして、食べたあとは排便をするのが望ましいのですが、便秘の方の場合、始めのうちは便意が来ない可能性があります。ですが、トイレに座るだけでも改善の効果が期待できるので、朝食後はトイレに座る時間を取る様にしましょう。
朝食を食べて排便をする時間を取る為にも、仕事や学校に行く一時間から一時間半くらい前に起きる習慣をつければ、早く起きるぶん自然と早く寝る様になり、それに合わせて他の食事の時間も規則正しくなっていきます。
気をつける点は、夜の食事は寝る三時間前には済ませておく事です。食べてすぐ寝ると、胃腸に負担が掛かるばかりか、朝おきた時の空腹感があまりない為、朝食を食べないなど、生活のリズムを乱す可能性があります。
便秘の予防と改善の為に、早起きをして朝食を食べる習慣を始めてみはいかがでしょうか。
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